2019年10月20日 第56回全国(京都)大会(島津アリーナ)


京都府断酒平安会は昭和48年(1973年)5月1日、全日本断酒連盟の結成から遅れること10年で、古都京都の地に誕生しました。

翌年には全日本断酒連盟に加盟し、アルコールの問題で困っておられるご本人やご家族のお役に少しでも立てればと、急速に組織拡大を進めました。福知山支部を結成すると間もなく7支部(洛東・洛西・洛南・洛北・伏見・南山城・滋賀)を発足させ、次の年には舞鶴・北桑にも支部を、また洛東支部を2分して東山支部と山科支部をつくり、その後も「ご自宅の近くに例会場を」という考えから、さらに各支部をつくっていきました。

2020年9月現在、23支部+家族会(みやび)の他、昼例会を2カ所で開催し、会員約180名、家族会員約100名の全日本断酒連盟最大の地域断酒会であります。

また京都府内の6断酒会で組織されているNPO法人京都府断酒連合会の中心的団体であり、年2回の京都府・京都市との共催によるアルコール関連問題セミナーや研修会を開催し、会員や家族はもとより、アルコールで悩んでおられる方々への救済の手、相談の手をさしのべ、アルコール依存症から回復し、新しい生き方を皆さんとともにめざしております。

一人では決して止め続けることができない酒を断ち、仲間とともに助け合い、励ましあって断酒の継続と断酒新生・断酒幸福を本人・家族とともにめざす自助グループです。

月2回の本部例会と毎日どこかで支部例会が開催されています。対象者は、酒で困っておられるご本人やご家族です。一般の方にも門戸を開いておりますので、何時でもご遠慮なくご相談下さい。

勇気を出して飛び込んでみて下さい。アルコール依存症は必ず回復できる病です。

2019年10月20日(日)には「第56回全国(京都)大会」を京都府・京都市との共催によって盛大に開催させていただきました。前日の分科会を含めて2日間で延べ3494名の全国の方々にご参加いただきました。数年にわたる準備から当日の運営を通して本当にたくさんのことを学びました。ご支援・ご協力いただきました全国の皆様、本当にありがとうございました。

今後も行政・医療・断酒会が三位一体となって「アルコール健康障害対策基本法」を推進させながら、断酒新生に向かって仲間の皆さんとともに歩み続けます。

2021年5月
京都府断酒平安会 会長 南 重純