アルコール依存症は「お酒を飲みたい」という欲求をコントロールできなくなる「脳の病気」です。意志の弱さや性格が原因ではありません。習慣的にお酒を飲む人なら誰でもなりうる病気です。

アルコール依存症になると、病気であることを自覚できないまま「飲みたい」という強い欲求に支配されて適量でお酒を止めることができなくなり、心身の健康はもとより、家庭生活や仕事においてもトラブルが生じるようになります。

しかし、適切な治療やサポートを受ければ「回復」することが可能です。
断酒会でいっしょに回復への道を歩んでいきましょう。

●アルコール依存症の特徴
・お酒のことが頭から離れない
・飲みだすと適量で止められない
・お酒が切れてくると落ち着かない、手がふるえる
・お酒を止めよう、減らそうとしてもつづかない
・日中から飲みつづけることがある
・飲酒による問題があっても飲んでしまう
・本人は自覚しにくく、家族が困ることが多い
・飲酒により心身の病気やDV・虐待、飲酒運転、仕事上のトラブルや人間関係の問題などが引き起こされる
・女性は飲酒による影響を受けやすく、アルコール依存症になりやすい

*平成26(2014)年度の調査では、アルコール依存症の疑いがある人は全国で107万人と推計されています(「京都府依存症等対策推進計画」)。

★あなたは大丈夫?~CAGEテスト
次の4つのうち1つでも当てはまればアルコール問題をかかえている可能性があります。2つ以上当てはまる場合は、アルコール依存症の可能性「大」です。
・「酒の量を減らさなければいけない」と思ったことがある
・自分の飲み方について「悪い」とか「申し訳ない」と感じたことがある
・他人から飲み方を非難されて気にさわったことがある
・神経を落ち着かせたり二日酔いをおさえるために迎え酒をしたことがある